僕がブログ業界に参入したのが2015年でこの記事を書いているのが2019年なのですが、特にここ1,2年はものすごい勢いで変わってきました。
やはり、2016年にwelqの問題があった→2017年にグーグルがアルゴリズム(=検索順位を決めるシステム)をアップデートしてからの変わり様がすごかったですねー。
医療・健康といった(*1)YMYLジャンルはもちろんのこと、いわゆるユーザーファーストな記事が上位表示されるような動きがあったわけですが、これまでの常識が通じなくなることは多々ありました。
これまで通り記事を書いていたら、ある時突然ルールが変わって、既にオワコンになっていたという感じですね。
*1YMYLジャンルというのは、簡単に言えば【人生に大きな影響を与えかねないジャンル】のことなのですが、もう少し分かりやすく言えば、【専門家がサービスを提供すべきと認知されているジャンル】のことだと考えていて、以下。
例えば、YMYLジャンルの一例が【医療】ですが、まさに人生に影響を与えかねないもんです。
専門家がサービスを提供すべきと認知されているわけですが、詳しく知りたい場合はこちらよりご覧になってみてくださいね。
と、こう書いている直近でも大き目のアップデートがあったわけですが汗、このタイミングでこれまでの動向をおさらいしておくことは価値があるんじゃないかと思ったわけです。
おさらいをすることで、2019年以降どうすればいいかが分かるからなのですが、そういった未来予測的なことも今回はして行きます。
目次
2019年までのブログの動向
~2016年までのブログの動向
先ほどの通り、僕は2015年にブログ業界に参入したわけでして、それ以前のことはあまり分かっていないのですが、簡単に言えば以下のような感じだと理解しています。
~2011年
自演リンク(=自分のあるサイト(=A)からSEO対策したいサイト(=B)にリンクを当てること)をたくさんすれば上位表示した。
記事の質が低くてもイケた。
2012年~2016年
ブラックSEOも通用する部分はあったが、よりコンテンツが大事になった。
記事の質が高くないとダメになったが、長文SEOが流行るようになった。
上記からお分かりの通り、リンクが大事→記事の質が大切になってきたというのが2016年までの動向だったという理解でOKです。
2016年にwelq騒動があった
2016年に、welq騒動と言いますか医療・健康系の記事で問題があったのは周知の事実かもですね。
肩こりは幽霊が原因では?といった記事を書いてしまっていたわけですが、社会問題化してきたのがこの頃でした。
2017年のブログの動向
先ほどの通り、2016年にwelqが社会問題化したわけですが、それに対応する形で2017年12月に健康アップデートがありましたね。
簡単に言えば、医療・健康系の記事に関しては、病院といった権威性のあるものを優先しますよというアップデートだったのですが、当時は激震が走ったものです。
僕の場合は、当時雑記ブログとオンライン英会話の特化ブログを運営していたのですが、ほぼ影響はなかったかなと。
少しはあったのですが、うつ病系の記事のPV数が少し減ったという感じでしたねー。
一方で、医療・健康系のアフィリエイターさんには大打撃だったと聞いていて、この時から廃業されるアフィリエイターさんが増えてきたという印象でした。
そしてそれは、2018年以降も顕著な流れになっています。
2018年のブログの動向
先ほどの通り、2017年12月には健康アップデートがあったわけですが、ほどなくして2018年3月にはコアアルゴリズムアップデートがありました。
簡単に言えば、記事が読者の悩みに答えられていない(=キーワードと記事の関連性がない)場合、順位を下げられるアップデートでしたが、この頃から検索意図を把握することが大切だと言われるようになった気がしますね。
僕にとっては、2017年12月の健康アップデートより大きいアップデートで、当時20%ほどPV数が減ったもんです。
ただ、収益が発生する記事に関してはむしろPV数が増えていたくらいだったので、収益的にはむしろ増えたという感じでしたね。
僕以外のブロガーさんに関して言えば、影響を受けた人もいればそうじゃない人もいたみたいな感じ。
有名ブロガーさん・有名アフィリエイターさん・法人さんはあまり関係ないながらも、それ以外の個人のブロガーさんは影響を受けたという感じだったのかなぁと。
で、2018年7月にまたコアアルゴリズムアップデートがあったのですが、いよいよ2019年です。
2019年のブログの動向
この記事を書いているのが2019年4月なのですが、2019年3月にもコアアルゴリズムアップデートがありましたね。
簡単に言えば、1)YMYLジャンルの対象範囲が広くなった2)大企業が参入し、ライバルが強くなってきたというアップデートでしたが、詳しくは2019年3月のグーグルアップデートの影響と対策【5つある】という記事に書きました。
僕自身も20%ほどPV数が減り(今回は、収益が発生していた記事についても同様)、記事に書いた通り初めてフリーター×ブログを辞めて正社員×ブログにしようかと思ったくらいでした。
今はまだ悩み中ですね笑
そんなわけですが、僕以外のブロガー・アフィリエイターさんにとっても今回は大打撃だったみたいで、過去例を見ないくらい。
廃業されるアフィリエイターさんは、これまでの数倍いたんじゃないかな?と思うくらいでした。
と、ここまでが2019年までのブログの動向でして、簡単に言えば年々大変になってきている印象しかないのが実情ではあります(ここ最近はさらに拍車がかかった印象です)。
これまでのブログの動向を振り返ると、

と、つい愚痴をこぼさずにはいられないくらいなのですが笑、とはいえまだまだやれることはありますし、先程の2019年3月のグーグルアップデートの影響と対策【5つある】という記事にも書いています。
そんなわけですが、+@で2019年以降のブログの未来予測をして行きますね。

2019年以降のブログの未来予測
2019年以降のブログの未来予測というほどでもないのですが、以下のような感じになると思っています。
1)企業がこれまで同様本気を出してくる
2)個人が勝てる場所は減り、ブログはますます大変になる
3)ブロガーさんは減って行く
上記からお分かりの通り、簡単に言えば厳しくなるということなのですが、まさにオワコンと思われてもしょうがない感じです。。。
と、そう思ってもしょうがないのですが、個人が生き残る道はしっかり考えました!(と言いますか、考えざるを得ませんでした汗)
はっきり言って、これまでより簡単じゃないですし、時にはビジネスモデルをシフトする必要もあれば時にはスキルを身に着ける必要があります。
ただ、簡単じゃないからこそ、ライバルは減るなど逆にいいと思うわけですが、簡単に言えば以下。
1)YMYLジャンルでは勝負しない
2)企業が参入するジャンルでは戦わない
3)月額課金ビジネスへの移行を考える
4)アフィリエイトの場合は、高単価にできないか考える
5)アドセンスの場合は、リピート率を上げれないか考える
そんなわけですが、詳しくは先程の2019年3月のグーグルアップデートの影響と対策【5つある】という記事にも書きましたので、参考になさってみてくださいね。
まとめ
先ほどの通り、2019年までのブログの動向は以下とのことでした。
リンクが大切だった(~2011年)
↓
コンテンツの質が大事になってきた(2012年~2016年)
↓
健康アップデート(2017年)
↓
コアアルゴリズムアップデート(2018年)
↓
コアアルゴリズムアップデート(2019年)
また、2019年以降のブログの未来予測は以下で、そのためにも2019年3月のグーグルアップデートの影響と対策【5つある】という記事を参考になさってみてくださいとのことでしたよね。
1)企業がこれまでと同じくらい全力で来る
2)個人が負ける場所が増え、ブログはますますきつくなる
3)新規参入で記事を書く人は減っていく
そんなわけですが、今回の記事で、ブログの動向がおさらいできたということであれば嬉しいです^^
あの時はいい時代だったなぁー。